INTERVIEW

風通しのいい職場で感じる”看護”のやりがい

おゆみの中央病院
看護部長
花澤 美枝子

"看護師"とはどんなお仕事ですか?

一言で表す事は非常に難しいのですが、敢えて表現するとしたら、健康回復の過程に関ることができるやりがいのある仕事だと思います。病める人々の心に寄り添い回復力を高めることができる仕事であり、責任の重い職業ですが社会貢献の高い仕事と感じています。

看護部の理念や基本方針について教えてください。

私たちの基本理念は『まもる』『結ぶ』『繋げる』の3つを柱に掲げています。

個人の尊重(生命・人権・尊厳をまもる)
他職種協働チーム医療(人と人を結ぶ)
地域ネットワーク(充実した医療と介護で地域に繋げる)

この基本理念を通して、クライアントに対しての基本スタンスとしては勿論ですが、自身や同僚、他の職能等も含め、人(パーソナリティ)を大事にする、尊重する事を基本的なスタンスとして行動したいと考えています。

看護師が活躍している部門についてお聞かせください。

私が主に担当している3F一般病棟(急性期病棟)は50床の整形外科・内科・循環器内科を代表とする混合病棟です。

具体的には、整形外科では骨折手術適応や保存療法の方、疼痛管理、リハビリを目的とした方が多く、内科では高齢者に多い感染症(肺炎、尿路感染症、胃腸炎、胆嚢炎)の治療を目的とした方、循環器内科では虚血性心疾患、心臓カテーテル検査や治療、ペースメーカー留置などを目的にした方の入院等が多くの割合を占めています。

おゆみの中央病院内の看護師が活躍する部署としては他に、4F地域包括ケア病棟、5F回復期リハビリテーション病棟、外来、手術室、カテーテル検査室、訪問看護ステーションがあます。

又、直接の診療業務とは離れますが、地域の社会資源の開拓、教育、広報の一環として、復職支援セミナーやインターンシップ等の企画・運営も積極的に関わっています。

病棟の雰囲気など職場の印象についてお聞かせいただけますか?

私が持っている印象での回答になりますが、3F病棟の雰囲気は全体的に熱気があり、明るく活気に満ちている病棟です。又、これは病院全体に言えることですが、各職種間の壁が低く風通しが良いと感じています。

医療職、特に看護職は突発的な仕事も多く、残業や仕事以外の拘束も多い印象を受けますが、おゆみの中央病院ではいかがですか?

責任をもって業務を全うしなくてはなりませんから、途中で放り出すことはできずに残業することも時にはあります。印象としては特に家庭の事情で定時で上がりたい人ほど時間の使い方は上手だなと感じています。予め何時までに自身がやっておかなくてはならない仕事やイレギュラーな事が起きた際に通常業務としてこなしていては処理できなくなる事などを想定して無理のない範囲で上手にタスク管理ができていると思います。

又、時間外でのイベントを極力抑えられるよう、研修や委員会はなるべく時間内開催を心がけています。結果的に非常勤職員なども研修などに参加できる機会が増えているのではないかと思います。

男性看護師も社会的には少しずつ多くなってきましたが、まだまだ女性が多く活躍している職場と思います。ワークライフバランスなどについて病院或いは看護部のスタンスについてお聞かせください。

特に千葉市緑区エリアは県内でも一番の子育て地域です。幸い看護部の世代構成はバランスが取れており、子育て経験のある看護師も多く在籍しており、お互い様という雰囲気で急な休みも対応できるような雰囲気ができていると思います。

具体的に福利厚生等の制限としては院内保育所(キッズらんどおゆみの)の設置や多様な勤務形態の提案をはじめ、育児・介護休業、子の看護休暇等の取得などでフォローしています。

MESSAGE

住民の皆様が住み慣れた地域でよりよい暮らしが継続できるように、他職種で協力できる地域密着型の病院で働きたい方、臨床から離れてブランクがあるけれど資格を活かして地域に役立つ仕事をしたい方など是非お気軽にご相談ください。